株式会社PHONE APPLI

ニューノーマルな働き方を体現する
自然を感じるオフィスの形

導入場所:オフィスエントランスエリア、オフィス執務エリア(フリーアドレスエリア、バーエリア、Hubエリア)
導入地域:東京(虎ノ門)
VOICE

VOICE お客さまの声

株式会社PHONE APPLIは、働き方改革やコミュニケーション改善に取り組む企業に向けたWEBサービスを提供しています。社内の働き方改革を担当され、オフィスの環境作りから香りの導入までを決定いただいた、ワークスタイルイノベーション部の遠藤さんにお話を伺いました。

─PHONE APPLIが手掛けるサービスについて教えてください。
「PHONE APPLIは、働く人々のコミュニケーションを円滑にするためのコミュニケーションツールを開発し、企業へ向けて提供しています。主力商品は「PHONE APPLI PEOPLE」というWEB連絡サービスです。社員情報やお客さまの連絡先情報を一か所にまとめてクラウド上で管理することができ、通信環境さえあればどこにいても最適な手段でコミュニケーションを取ることができます。その他にも、テレワークやフリーアドレス制をはじめとしたニューノーマルな働き方を目指す企業をサポートするためのコミュニケーションツールを提供しています。たとえば、社員が今オフィスのどこにいるかを位置情報で表示するサービスや、オンライン上でやり取りができるサンクスカードシステムなどもその一つです。
これらのサービスはPHONE APPLIがCommunication transform company No.1を目指して、働き方改革を推し進める中で生まれたものです。私たちの考え方をほかの企業でも役立てていただくために社外に向けたコンサルティングサービスも行い、オフィス構築や健康経営のためのノウハウをお伝えしています。オフィスを見学いただくオフィスツアーも開催しており、私たちがどのように課題を解決したかを実例としてご紹介できるので、サービスの導入をご検討いただく際にも、お客さまの会社に当てはめて具体的にイメージしていただくことができています。」

オフィスは、ナチュラルな木のインテリアを基調とした開放感のあるフロアと、まるで砂漠の中にあるオアシスのように、水のせせらぎを感じられる落ち着いた雰囲気のフロアの2つに分かれています。あらゆるところに観葉植物が置かれ、壁一面に草原の映像が映し出されるなど、室内にいながらも自然のぬくもりが感じられます。

─オフィスのコンセプトについて教えてください。
「私たちは、オフィスを皆で集まって何かを作り上げる場と考え、Communication and Motivation make Performanceを略して「CaMP(キャンプ)」と呼んでいます。
オフィスの中には、多種多様なワークスペースを設けました。キャンプ仕様のコンパクトな椅子と机を並べて自由にレイアウト変更ができるスペースや、1対1でじっくりと話をできるスペース、ファミレスにあるような向かい合わせの長椅子と机がセットになった2~4人で会話ができるスペースなど、社員はその時々に応じて適した場所を選んで、どこでも好きなところで仕事をすることができます。オフィスの中で一段と目を引くテントも、普段から打ち合わせなどに活用しているんですよ。
全員が最大限の力を発揮して安全で健康に働ける環境を作ることが、最終的に企業価値の向上にも繋がると考えています。」

─香りを導入したきっかけについて教えてください。
「東京・虎ノ門にあるここCaMPは、前身のオフィスから場所を変えて生まれ変わり、2018年2月にオープンしました。新たにオフィスを作るにあたりこだわったことは、社員全員が満足できる空間にすることです。その点を突き詰めて考えたとき、皆に好まれる共通項として浮かび上がったのが自然でした。たとえば電車の窓から外を眺めていて、森が見えたり美しい景色が広がったりしたとき、誰もが安らいだ気持ちになりますよね。オフィス空間は室内にはなりますが、そこに自然や抜け感があって、木々のぬくもりを感じられるような雰囲気がある。そんな空間を目指して、新たなオフィス作りのプロジェクトがスタートしました。
自然を表現するにあたり、インテリアから得られる全体的なイメージに加えて、香りと音が重要なファクターになると考えました。森の中であれば、爽やかな木々の香りや湿った土の香りがするように、自然の中には色々な香りがあるからこそ、記憶にも残るのだと思います。天然のエッセンシャルオイルにこだわって探すうちに、アットアロマの空間演出に行き着きました。」

─どのような場所に導入されているのでしょうか?
「8階のオフィスでは3つのスペースに香りを取り入れています。1か所目は、来社したお客さまをお迎えするエントランスエリアです。お客さまはこのスペースで過ごしてそのままお帰りになる場合もあるので、気持ちが落ち着くような香りを少し強めに広げて、印象に残るように工夫しています。2か所目は、エントランスから執務エリアに入ってすぐのブレストや打合せに利用するBarエリアです。出社したときや外出先から帰ってきた社員が気持ちを仕事モードに切り替えられるように、リフレッシュしてやる気が出るような爽やかな香りを選んでいます。そして3か所目は、スタンディングワークが可能なHubエリア。こちらにはコピー機が設置されており、印刷のついでに雑談をする社員も多いので、香りもリラックスできるようなものにしています。いずれも香りを広げる場所は共用部に限定し、香りを苦手に感じる人がいたとしても、その場から離れられるように配慮しています。」

─実際に導入されていかがでしたか?
「来社されたお客さまから「いい香りですね」とお声がけいただくこともありますし、香りの演出は社員からも好評です。私たちのオフィスでは3ヵ月に1回のペースで香りを変更しているのですが、選定は総務系の部署に所属する社員に任せています。普段は裏方となって周りを支えることが多く、人と積極的に交わったり、何かをコントロールしたりする機会が比較的少ない職種ではありますが、主幹となって香りを選ぶことが担当者のモチベーションになっていると感じます。社内の意見を吸い上げて、衝突が起こらないようにまとめていくことが、成長にも繋がるのではと期待しています。
CaMPには顔と顔を合わせた会話を増やしていきたいという想いも込められています。香りがきっかけとなり、社員の間に自然と会話が生まれていったら良いなと思います。」

2020年は新型コロナウイルスの流行も起因し、社会全体で働き方が大きく変化しました。日々変化する社会の動きとオフィスとの関係について、PHONE APPLIではどのように考えているのでしょうか。

─これからのオフィスのあり方や働き方についてどのようにお考えですか。
「たとえ同じ人であっても、やる気の大きさによってその能力には違いが生じるものです。社員全員が仕事を頑張りたいと思い、気持ちよく会社に貢献できること。私たちはその一点を目指してオフィス環境を作りあげてきました。日々メンテナンスをすることで身体の健康が保たれるように、心の健康もちょっとしたことで変化します。健康経営にはひとつずつの積み重ねが大切で、香りの導入もその一助となっています。
近年では、フリーアドレス制やアクティブ・ベースド・ワーキングの考え方を取り入れる企業も増えてきました。このような働き方改革を率先して行なってきたのが私たちPHONE APPLIです。しかし、ここ最近ではテレワークの導入が推進されたことで出社する人数が減っており、オフィスのあり方は今一度考え直さなければならないところに来ています。これからは、オフィスで働く社員とリモートで働く社員の間にある垣根を取り除き、互いを融合できるようなオフィスの形が主流になっていくでしょう。
会社として目指すのは社員の満足度向上ですので、そこに終わりはありません。これからも、社員一人ひとりが少しでも働きやすくなるような施策を続々と展開していきたいと思いますし、PHONE APPLIが先頭に立って、そんな企業を社会に増やしていきたいと思います。」

時代に合った働き方を最前線で提案しているPHONE APPLI。その背景には、何よりもまず自社で働く社員の働きやすさと心身の健康を第一に考える、社員に対する想いの深さが原動力になっているのだと感じました。これからも、常にアップデートを続けるオフィスやコミュニケーションのあり方に、香りが役立つことができれば嬉しく思います。
(2020/8 取材)

  • <取材協力>
    株式会社PHONE APPLI
    〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目3番13号ヒューリック神谷町ビル 8F
    TEL:03-6455-7843
    https://phoneappli.net/

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