長谷川歯科医院

安心できる、通いたくなる歯科医院へ
患者さまをいたわる天然の香り

導入場所:待合室、診察室
導入地域:大阪
VOICE

VOICE お客さまの声

長谷川歯科医院は昭和9年に開業して以来、大阪市此花区で80年以上続く歯科医院です。地域密着型の歯科医院として、多くの患者さまの歯の健康を守ってきました。香りの導入から選定までを担当されている、総務の伊賀さんにお話しを伺いました。

―長谷川歯科医院のこだわりやコンセプトについて教えてください。


長谷川歯科医院は2歳くらいのお子さまから90歳くらいのご高齢の方まで、幅広い患者さまに来院いただいています。幼稚園の頃に通いはじめて大人になった今もメンテナンスに来られる方や、親子三代にわたって来院されている方もいらっしゃいます。
年齢が上の方であるほど歯医者に行くこと自体に恐怖心をお持ちで、痛みや不調を感じてから来院される方も多いのですが、歯科医院には虫歯にならないためのケアをする「予防歯科」として通っていただきたいと考えています。そのためには、大人の方には「痛くなったり、不具合を感じたりする前にお越しいただきたい」、そしてお子さまには「歯医者さんは痛いところ・怖いところじゃない」ということを、早いうちから伝えていきたい。子どもも抵抗感なく通える環境づくりはとても大事にしています。遊ぶついでに治療をするくらいの感覚で来てもらいたいのですが、実際に長谷川歯科医院の前を通りがかったお子さんが「今日も遊んでいきたい」と親御さんに言っていたりもしますね。

長谷川歯科医院は3階建てで、1階が一般診察のフロア、2階が子ども中心のフロア、3階はオペ専用フロアにコンセプトを分け、それぞれのフロアで空間の雰囲気を変えて患者さまを迎えています。また歯科医院としては珍しく、保育園や社員食堂も併設されています。

―空間のこだわりについて教えてください。


一般診察を行う1階は清潔感や開放感を感じられる空間にしています。ブースごとの仕切りは高すぎないものを使用するなどして、空間に余裕をもたせています。一方で2階は仕切りを置かず、親御さんとお子さんが一緒に治療を受けられるようにしています。ぬいぐるみなどの遊具や、タッチして遊べるチームラボの作品があるので、お子さんのほうが早く治療が終わっても親御さんも安心して治療を受けたり説明を聞いたりすることができます。オペを行う3階は漆喰塗りを思わせる壁材や間接照明を採用し、エステサロンのような落ち着いた雰囲気になっています。

保育園や社員食堂は、スタッフが健康に長く働き続けられるための取り組みの一つです。保育園では一般のお子さんだけでなくスタッフのお子さんもお預かりしているので、出産後の職場復帰をスムーズにしつつ、保育園の送り迎えの負担を減らすことができています。社員食堂は、医療に携わる者としてスタッフには自然で身体にやさしい食事をとってほしいという思いからはじまりました。朝早く起きてお弁当を作ったり外に買いに行ったりする手間が省けますし、食品添加物の多い食事を口にする頻度も減らすことができています。

―香りを導入したきっかけを教えてください。

一番の動機は院長が海外のホテルで立て続けに良い香りのアロマ体験をしたことで、「うちにも導入しよう!」と思い立ったことです。
そのほかにも、空間を清潔にするのはもちろん良いことなのですが、清潔にすればするほど充満してしまう消毒薬のにおいを和らげたいという思いがありました。治療中は水や薬品が飛ぶので患者さまのお顔にタオルをかけることが多いのですが、そうすると目が見えないぶん嗅覚や聴覚が敏感になり、薬品のにおいや治療器具の音で患者さまの恐怖心が増してしまいます。そこに香りやBGMがあれば、五感をバランスよく使って意識を分散することができます。患者さまの緊張を少しでも和らげることができれば身体にかかる負担も減らせますので、香りの導入を決めました。
私たちは医療関係者ですから、身体にやさしいという観点も大切にしています。その点で、アットアロマは100%天然の香りを扱っているということも決め手の一つとなりました。空間のオリジナリティを作っていくうえでは、香りの良さだけでなく香り自体のコンセプトも重要だと考えています。

―実際に香りを導入されて、患者さまの反応はいかがでしたか。

香りはとても好評です。薬品を連想させないような親しみやすい香りを選んでいて、患者さまからは「いい香りがしますね」「アロマを使っているんですね」といったお声をいただいています。また、香りは定期的に変えることで季節感を演出しています。POPの掲示もしていますので、今はどんな香りが広がっているのか患者さまも興味をもって見てくださっていますね。

―スタッフの皆さまにとってはいかがでしょうか。

毎日働くスタッフにもリラックス効果があるように感じています。特にドクターや歯科衛生士は時間に追われて心に余裕がなくなってくるときもありますので、香りを感じながら深呼吸したりすることで、内面的にも良い効果があるのではないでしょうか。朝出勤したときに香りが感じられるとやる気も出ます。やはり、患者さまが良いと思うものはスタッフにも良いと思ってもらいやすいと感じます。

スタッフの操作が一切必要なく香りがしっかり広がることも、プロにご協力いただくことのメリットだと感じています。じつは過去に自分たちで用意したディフューザーを置いていた時期もあったのですが、毎日の操作やオイルの補充が煩雑で次第に使わなくなってしまいました。また、機器の動きや香りの広がりなど、治療以外のところに気を取られてマイナスの感情が出てしまうこともありました。そういった点でも、電源コードは挿したままで診察時間に合わせて香りが自動的に広がったり停止したりするほうが、様々な面において良いと感じています。

大阪ナンバーワンの歯科医院を目指して様々なことに挑戦し、実現されている長谷川歯科医院。患者さまやスタッフを想うあたたかな心が、その原動力になっているのだと感じました。地域の健康を支える医療の現場に、今後も香りが貢献できることを願っています。
(2023/4取材)

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