〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3丁目5-8 オーク心斎橋ビル1F
06-7638-0085
https://www.yamagiwa.co.jp/access/showrooms/osaka/
aroma space design
case study導入事例
YAMAGIWA OSAKA
日本を代表する照明のショースペース
香りから得られる期待感と高揚感
導入場所:エントランス
導入地域:大阪
VOICE ORIGINAL
VOICE お客さまの声
YAMAGIWAは、2023年で創業100周年を迎えるライティングカンパニーです。日本の照明業界におけるパイオニアとして革新的な照明器具・技術を追求し、住宅からオフィス、商業施設、美術館まで幅広い空間で照明設計を手掛けているほか、世界中から選りすぐった照明器具を展開しています。ショップ・ショールーム「YAMAGIWA OSAKA」の多田さんにお話しを伺いました。
―まずは、YAMAGIWAについて教えてください。
YAMAGIWAは照明のプロ集団として、「テクニカルチーム」「営業チーム」「ショップ・ショールーム」の3つの軸から質の高い光空間を提案しています。テクニカルチームは、お客さまのご要望に応じた照明器具のデザインと空間に合わせた照明のプランニングを行っています。営業チームはお客さまのニーズを汲み取り、照明のプロデューサーとしてお客さまとテクニカルチームとの橋渡しを行っています。ショップ・ショールームは、YAMAGIWAが取り扱う照明の数々を実際に体感できる空間です。理想のあかりを追及して創りあげたオリジナルの照明や国内外のトップブランドによるデザイン性の高い照明を軸に、多様なライフスタイルシーンを提案しています。
お客さまにはその空間での過ごし方や、どのような気持ちになりたいかを丁寧に伺い、提案を行います。照明器具のデザインだけでなく、光の漏れ方・放たれ方まで緻密に計算を行い、細部までの美しさにも非常にこだわっています。
―創業以来の長い歴史の中で、照明に対するお客さまの考え方に変化は見られましたか。
空間をしつらえるとき、照明選びは後回しになりがちです。家具を決めた後に家具ほどは熟考せずに当てはめるような形で照明を選ばれる方が多かったのですが、家具がもつ質感や色味を活かし、さらに空間そのものをより魅力的に見せるために照明はとても重要です。もちろん空間設計に関わる方はご存じの方も多かったのですが、近年では一般の方にも照明がもつ役割の大きさが少しずつ浸透してきたように感じます。空間をただ明るくするためだけではなく、空間の目的を活かしたり美しく見せたりするために照明がフレキシブルに活用されるシーンが増えてきました。コロナ禍も照明業界としては転機の一つでした。自宅の空間を整えるために、今ある家具にプラスアルファして照明を変えようとする流れがとても大きくなりました。それまでは天井の照明用コンセントだけを使っていたところに新しくスタンドを置いたりと、新しい動きに繋がっていきました。
建築家・永山祐子さんが建築設計を手掛けたYAMAGIWA OSAKA。館内には、永山さんとアットアロマが「建築のための香り展」でコラボレーションして制作した香りをはじめ、季節に合わせた様々な香りが広がります。
―空間のこだわりについて教えてください。
建築家の永山さんは、YAMAGIWAのコンセプトを取り入れた空間をデザインしてくださいました。YAMAGIWAのロゴマークの放射線は光を表しているのですが、館内でもこの光の線が真鍮のラインや天井のルーバーとなって表現されています。ルーバーの一部は傾きや上下の高さを変えられるようになっているので、シーズンごとに入れ替える照明器具や館内で開催する展示会などのコンセプトに合わせてフレキシブルに調整しています。木材がもつ日本らしさとコンクリートの無機質さが調和した、現代的な雰囲気を感じられる空間です。
―空間に香りが加わっていかがでしたか?
空間に足を踏み入れたとき、一番はじめに強く印象に残るのは香りだと思います。そこに素敵なものがあることは視覚からも分かりますが、視界に入る情報は沢山あります。そのなかで、より「来てよかったな」「ほかとは違う空間だな」と思える理由の一つとして香りが重要な要素であることは、もともと実体験として感じていました。ですがYAMAGIWA OSAKAでも、お客さまからのはじめのお声がけが香りについてだったり、なかには一度お帰りになったあとで「何の香りか気になって」とわざわざ戻って来られたりする方もいるので、導入してあらためて香りが人に与える影響の大きさを実感しています。
お客さまも労力をかけてここまで来てくださっているので、空間に入ったときに良い香りがすることでお客さまの期待感がさらに高まると感じます。高揚した気持ちでお買い物ができるので、「この照明があるときっと素敵な空間になるのではないか」という良い想像が膨らみ、購入までの決断を後押ししてくれるような作用も香りにはあるように思います。
―社員の皆さまからのお声はありますか?
香りは季節に合わせて数種類セレクトいただいた中から社員の皆で選んでいます。YAMAGIWAらしさをコンセプトにご提案をいただけているので毎回悩んでしまいますが、香りを選ぶのはとても楽しいです。香りは開店準備をする時間帯から広がり始めるので心地よいなと毎朝思いますし、緊張感が和らぐのを感じます。香りの演出をきっかけに自宅でも香りを使いはじめた社員や、プレゼントに香りを贈るようになったと話す社員もいます。
空間の中にあるものを際立たせたり、空間そのものの魅力をより大きく膨らませたりすることのできる照明は、香りにもどこか近い存在です。長年の歴史の中で培われてきた豊かな経験値と厳選された照明の数々、丁寧なヒアリングに基づくクリエイティブな提案力。YAMAGIWAだからこそ得られる信頼感やブランド力を香りからもお伝えできていれば幸いです。
(2023/3取材)
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