富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
〒160-0023東京都新宿区西新宿5-1-1 住友不動産新宿ファーストタワー
TEL:011-788-2428
https://www.fujifilm.com/fb/
aroma space design
case study導入事例
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
多様な働き方、良質なコミュニケーションを活性化する
アロマサービスを活用したワークプレイス
導入場所:オフィス(エントランス、ラウンジ)
導入地域:東京(西新宿)
VOICE
VOICE お客さまの声
2023年11月に、富士フイルムグループ会社8社の拠点を集約した、総勢2100名の従業員が集まる新拠点が西新宿に誕生しました。
新拠点設立プロジェクトチームの三浦さん、那須さん、井上さんにお話を伺いました。
―オフィスのコンセプトについて教えてください。
「オフィス移転プロジェクトでは、時間や場所を自由に選択して働くことができる『Activity Based Working』というワークスタイルに加え、8社が、互いにもっと深くコミュニケーションを取れるような環境を作りたいと考え『FACEs』というコンセプトを掲げました。『FACEs』には各文字から引き出し『Fujifilm Active Communication for Engagement & Synergy』という思いが詰まっています。各社で成り立ちや業務内容が異なるだけでなく、同じ会社に所属していても色々な価値観を持つ人がいるなかで、社員同士が交じりあい、良い関係を築いていくことを目指しています。
社員の交流を大切にしていることを象徴する場所が、全8社すべての従業員が利用できるFsラウンジです。イベントにも対応できるテーブルやソファーがあり、天気が良いと富士山が見える、気持ちの良い空間になっています。お昼休憩に利用する人が多いのはもちろん、始業前にここでコーヒーを飲んでから仕事に取りかかる人もいます。終業時刻後も、仕事で活用する人がいたり会社の懇親会が開かれたりと、それぞれが色々な用途で楽しんでいます。また、各フロアにある会議室についても、オフィスを縦に動く機会を増やしてグループの垣根を超えた交流ができるような環境を全社員で共有化しています。
オフィスにおいてはチームで働くことを目的とした『Activity Based Working』の要素を取り入れています。各会社で、機能に応じてデスクの種類や高さ、レイアウト等が、それぞれに異なる空間を作っています。こちらは移転の際、各社に自分たちの今後の仕事のスタイルを考えてもらい、目指す働き方に合った空間になるようにレイアウトしたためです。その他にも、植栽を取り入れたり、アロマを取り入れたりすることで、ウェルビーイングな職場づくりを意識しました。様々な面から働きやすさを追求した新しいオフィスは、社員からの満足度が非常に高くなっています。」
香りの空間演出は、「FACEs」の象徴となるFsラウンジと、お客様専用のエントランスで行っています。また、Fsラウンジには、ワーカーサポートにつながる価値としてプロジェクトで試行錯誤し形にした「FACEs」の仕掛け「アロマバー」が構築されています。
―Fsラウンジと、エントランスの香りの演出について教えてください。
「エントランスのアロマ演出はお客様に好評です。天然100%のアロマが広がる空間でお客様をお出迎えすることにより、ホスピタリティも提供できていると感じています。
また、Fsラウンジ全体に広がる香りは、Fsラウンジで過ごすひとときに相応しい香りを選んでいただいているため、より心地よい空間となっています。Fsラウンジにはアロマバーも設置していますが、内容や目的が違うため、空間全体への香りの演出も必要なものであると考えています。」
―アロマバーについて教えてください。
「アロマバーを設置した最初のねらいは、『個人のスペースを整える』ことでした。会社の生産性を上げていくためには、社員一人ひとりのパフォーマンスを上げることが重要であり、そのためには『心身ともに健やかな状態で働くことができる環境づくり』が一番大事であると考えました。そこで、環境づくりをサポートするツールの1つとして、アロマの活用を検討し始めました。ディフューザーで香りを広げることでも心地よい空間は作れますが、香りは特に個人の好みがはっきり出てくるものです。その時々の気分や目的にあわせて好きな香りを選び自分の空間で楽しむことで、より効果的に香りを活用できるのではないか等、アットアロマ様とディスカッションをさせていただき今の形になりました。小さな紙にアロマをしみ込ませるため香り立ちがやわらかく、鼻への負担が少なく疲れにくい上に、自席で活用する際も周りへ配慮しながら香りを楽しむことができます。
また、アロマバーは、固定の席がなくなり私物を常置しなくなったことで、自分のデスク周りの環境が作りづらくなってしまった空間にも取り入れやすいと感じています。弊社ではペットグリーンという、1日好きに持ち歩いて良い植栽のミニチュア版のようなグリーンも取り入れていますが、香りとの相性も良く、生産性向上を図るウェルビーイング的要素として非常に適用できるものであると感じています。」
―アロマバーの反響はいかがですか?
「利用者は女性の方が多いかと予想していましたが、男性も非常に多いことに驚きました。アロマは使い方が難しいというイメージを持つ方もなかにはいると思いますが、『直感で好きな香りを選び、1枚の紙を持っていくだけ』という手軽さが、便利で好まれています。Fsラウンジでは、朝、アロマバーに立ち寄る人を非常に多く見かけます。中には頼まれてなのか、1人で何枚も持ち帰る方もいらっしゃいます。
その他にも、アロマバーを設置しているFsラウンジでは、職場の仲間を連れて来て、仲間にお勧めしている姿や、香りをきっかけに新たな交流が生まれる場面など、アロマが会話の中心となり、コミュニケーションの輪が広がっていくシーンを見かけることが非常に多くなっています。私たちも積極的に来られた方に声をかけてアロマに期待できる効果や好きな香りをお聞きしたりしています。アロマバーを全フロアに欲しいという要望もいただいていますがあえてFsラウンジのみに設置したことも、会社関係なくコミュニケーションがとれる環境づくりを意識したことにあります。
アロマバーは社内だけでなく、見学にいらしたお客様にも興味を持っていただくことがとても多いです。」
―今後、香りを通じてやってみたいことはありますか?
「アロマの体験イベントなどを企画し、アロマの好きな社員同士が繋がる機会がつくれれば良いなと思っています。
その他にも、弊社の支社のある地域にまつわる香りを使用したり廃材になってしまうものの再利用を考えたりと香り×弊社とのストーリーが交わって、サステナブルを謳えるような取り組みも今後検討していきたいと思っています。」
色々な顔、色々な業務、色々な側面や個性を持った会社が集まる、富士フイルムグループの新拠点オフィス。
そこで働く皆さまが、アロマによって心地よく働くことができること、香りを通して新たな交流が生まれることを願っています。
(2024/06 取材)
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