<取材協力>
センチュリーマリーナ函館
〒040-0064 北海道函館市大手町22番13号
TEL 0138-23-2121
https://www.centurymarina.com/
aroma space design
case study導入事例
センチュリーマリーナ函館
プライベートクルージングを楽しむような非日常空間
旅への憧憬を呼び起こす、とっておきの贅沢リゾート
導入場所:エントランス
導入地域:北海道(函館)
VOICE ORIGINAL OEM
VOICE お客さまの声
「センチュリーマリーナ函館」は、函館駅や函館朝市にほど近い立地にある宿泊主体型のシティリゾートホテル。駅周辺には、ビジネスホテルが隣接する中、プライベートクルージングになぞらえた、ホテルコンセプト、そして「天空露天風呂」「体に優しい朝食」などで注目を集めています。
開業準備からホテルサービスづくりにまで携わる、札幌国際観光株式会社 センチュリーマリーナ函館 反保さんにお話をお伺いしました。
―オープン以来、反響はいかがですか。
「おかげ様で、全国で、朝食は1位、温泉6位※という評価をいただいており、宿泊された皆様が口コミで当館をご紹介くださって、それを目的にいらっしゃる方も増えるという、いい循環ができてきています。
函館駅周辺は、この3年間で2000室程度が建設中となっていますが、開業時にはレッドオーシャンになるという予測がついていたので、センチュリーマリーナは、施設コンセプトを振り切りきり、明確にしていくことで、差別化を図ってきました。函館はビジネスホテルが多く、旅館やリゾートについては、湯の川まで行かないとありませんので、周りのホテルとの差別化はできています。
野菜と玄米、北海道の素材を活かした朝食はホテルの名物のひとつ。今は「朝食」でホテルを選ぶ人がとても多いということを感じています。また、最上階に位置するインフィニティSPA「天空露天風呂」は、街を見渡すように作られており、晴れていれば、函館山が一望できます。3時間入っていたというような方もいらっしゃるくらいで、それぞれの滞在スタイルを楽しんでいただいています。」
※Relux2019年 年間ランキング
館内に入ると、広々とした吹き抜けのエントランスロビー、その天井には、曲線が美しい「船の船底」。圧巻の船のオブジェは、これから乗船の手続きをして乗り込む船をイメージしており、時間によってライティングが変わり、夜中には海中に沈むように深いブルーへと変わっていく。港町である「函館」にちなんで、プライベートクルージングをテーマに、このホテルでは滞在を「航海」にたとえた独自のコンセプトを掲げています。
―ホテルのコンセプトについて教えてください。
「函館は、北海道内の主要都市と比較しても宿泊人口が多く、観光都市です。ホテルでの滞在そのものが旅の目的となるようにと、最初に、ホテルのコンセプトづくり、そして宿泊された皆様に体験していただきたい、ストーリーをしっかりと創りあげることから始めました。
テーマは、『シティリゾート』×『プライベートクルージング』。ホテルの中に、レストランや、フィットネスクラブなどすべてを揃えるわけではなく、ホテルをハブにして、函館の港町を楽しんでいただきたいと考えています。ご夕食も地元の飲食店と提携してご紹介したりと、地元との繋がりを大切にしています。」
―アロマ導入のきっかけについて教えてください。
「ホテル巡りをしながら、ある時香りの演出に着目しました。私自身も、香りで、「場所」だったり「人」だったりを覚えているという経験があり、施設内に香りを取り入れてみてはどうか、と考えるようになりました。「香りでこのホテルでの滞在を記憶していただきたい」。そして、できれば部屋でも楽しめないだろうか、アイデアが沸いてきました。
釧路の系列ホテルでは以前より、枕の貸し出しサービスの“ピローズバー”を設置していました。見せ方とサービス内容が好評をいただき、利用率も非常に高く、利用者からの口コミもとても多くいただいておりました。そこで、眠りをコンセプトにさらに突き詰め、滞在での眠りに寄り添う、香りのサービスとして、“アロマバー”を始めてみることにしました。」
“アロマバー”は、全20種類の天然アロマから、お好みのアロマを体感しながらお客様自身が選び、お部屋に持ち帰りお楽しみいただけるサービス。現在の利用率は、宿泊者の17%程度ということだが、繁忙期には夕方には貸し出しが終了することも。“ピローズバー”とともに、ここセンチュリーマリーナ函館を代表するサービスとなっている。
「部屋にアロマを」という発想は、社内からは色々な意見がでたのは、確かです。不特定多数の方が利用されるので、香りが残り染みついたり、混じったりすることで、好き嫌いがでないだろうかと。そこで、どのディフューザーを使うのか、どのくらいの使用量がいいのか、などを客室で色々と検証して、現在のアロマストーンでのアロマの提供にたどりつきました。
貸し出しのタイミングでストーンに数滴を垂らして缶にふたをしてお貸出しをします。寝る前にベッドサイドでふたを開けていただくと、ほんのりと柔らかな香りを楽しんでいただくことができます。
アロマバーで人気のある香りは、やはり親しみやすい柑橘系。これは貸し出しもそうですが、商品販売でも、同じように動いているので、みんなに親しみやすくなじみやすい香りの大切さは感じています。」
―オリジナルアロマによる香り演出はいかがですか
「香りの導入は、アロマバーだけではありません。エントランスロビーでのオリジナルアロマによる空間演出も開業以来、定着してきたように思います。広い空間なので、入口すぐと、エレベーター奥に1台置いていますが、香りの広がりがとてもいいです。「ホテルに入った瞬間、いい香りがする」というお声をいただいたり、リピーターのお客様で毎回いらっしゃる度に、オリジナルアロマを買って帰られるという方もいらっしゃいます。ここでしか買えないものとして、オリジナルアロマの意義もオリジナルの香り検討の際には、数種類の提案の中から、“誰にも好まれる”心地よい香りということを重視しました。スタッフからの支持も厚く、いい声をいただいています。
センチュリーマリーナのオリジナルアロマは、爽やさと柔らかさを持ち合わせた香り。海の青さや風を感じさせつつ、ゆったりとくつろげるような心地よさを感じさせます。落ち着きのあるラベンダーやブルーサイプレス、清々しさをもたらすローズマリーやレモンなどの香りをブレンド。エントランスロビーでの演出、アロマバーでの販売により、記憶に残る香りとして定着している。
-施設のこだわりについて教えてください。
「客室はシンプルなインテリアデザインを心がけています。その他は施設のストーリー、それぞれのコンセプトにあわせて、各所デザイナーと相談して作りこんでいます。部屋も階層によって、ターゲットを分けているので、シティリゾートといっても、ビジネスユーザーのお客様も多く、少し高くても、いい時間を過ごしたい。滞在を楽しみたいとうお客様に支持されています。
ファミリー層や、感度の高い若い層、またこれからはインバウンド需要にもこたえられる施設づくりを目指しています。」
ここセンチュリーマリーナ函館は、滞在するとその快適さが想像以上に感じられる。洗練されたインテリアデザイン、夜は温泉で癒され、部屋ではお好みのアロマや枕で心地よくくつろぎ、疲れが癒される。そして、翌朝には北海道の恵みを朝食で思う存分に楽しむことができる。
自分の滞在の心地よさ、満足度を、自慢したくなるような、滞在の楽しみがたくさんあるのだ。口コミ評価の高さは、口コミを書きたくなる施設であるかどうかであるとすると、この施設は、伝えたくなる魅力がたくさんある。港町・函館のプライベートクルージング、ぜひ体験していただきたい。
(2020/1 取材)
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