muraco TACHIKAWA

新感覚のアウトドアブランド
空間からブランド体験まで支える香り

導入場所:店舗内
導入地域:東京(立川)
VOICE

VOICEお客さまの声

「muraco」は自社工場の金属切削技術をベースとしたアウトドアブランドです。さまざまな分野のプロフェッショナルと協業し、新感覚のアウトドアプロダクトの開発を行っています。代表の村上卓也さんにお話しを伺いました。

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─ まずは、ブランドが生まれたきっかけから教えてください。
「muracoの母体は金属加工を手掛ける株式会社シンワです。ものを作る技術を持っているという一番の強みを最大限に生かそうと考え、新規事情としてアウトドアブランドmuracoを2016年にスタートさせました。設計から、生産・アッセンブリ・グラフィック・梱包・販売に至るまで、根っこから草や実を刈り取るところまで全て社内で行っています。」

─ プロダクトから店内空間まで、一貫したモノトーンのカラーリングが印象的です。色味や店舗のこだわりについて教えてください。
「黒やシルバーは、muracoのベースにある工業・金属や、建築・デザインとの親和性が非常に高い色です。プロダクトを通して工業的なニュアンスを外側に発信していくのに相性が良いだけでなく、ファッションの世界では冠婚葬祭にも使われる高貴な色であり、建築においても光の陰影がくっきりと出る色味なのでシャープなエッジの感じが表現できます。アウトドア用品には珍しい色なので初めて黒いテントを市場に出した際には批判もありましたが、自分たちが良い・かっこいいと思うことをひたすらに続け、一つひとつ積み重ねてきたことで、次第に評価いただけるようになりました。」

「店舗はものを製造するための装飾されていない『Factory』と、美しいものを伝えるための洗練された『Gallery』との、一見相反する要素を一つにまとめた空間になっています。谷尻誠氏・吉田愛氏が率いる建築設計事務所『SUPPOSE DESIGN OFFICE』にデザインを依頼し、お二人とは何度も繰り返し対話を重ね、工場の見学にも来ていただきました。一方、店内の什器はすべて自社で製作したものを使用しているため、谷尻氏・吉田氏との会話よりも多く、施工会社とも話し合いを行いました。フラットな天井高やビスの見えない配置などは、施工会社と僕らの腕がマッチすることで初めて生まれたものです。このような過程を経たことで、プロフェッショナル感のある空間になったと感じています。」

─ 香りを導入したきっかけについて教えてください。
「商品の購入から実際にキャンプ場で使用する瞬間までのすべてをmuracoのブランド体験として設計したいと考えています。そのため、ウェブサイトでは写真やボタン、フォントなどの細部までmuracoらしさを大切にしてきましたが、五感の体験だけが実現できませんでした。ですので、直営店をオープンするときにはじめてお客さまの五感に対してブランドを表現できると思い、香りを取り入れることを決めました。天然の香りは安くはありませんが、品質が良く、生活を豊かにすることができます。muracoでは自社ブランドの販売だけでなく、他社商品の展開やポップアップショップの開催も行っていますが、この場で扱うものはどれも自分たちの想いを表現するものでありたいと考えています。そういう意味で、香りの導入については天然100%にこだわるアットアロマ以外の選択肢は思い付きませんでした。」

─ 香りはどのように選ばれたのでしょうか。
「候補の香りは10種類以上あったのですが、実際に空間に広げて、店舗の全景と香りがマッチしているかをチェックしました。多くのショップでは薪を積み上げてディスプレイするなど、素材からアウトドアらしさを表しますが、muracoの店内には木の要素が無い分、木質系の香りを広げることでブランドを表現しています。香りは本社から店舗までmuracoに関わるメンバー全員の投票で絞っていきました。皆が一緒になって決めることで、トップダウン式ではないコミュニケーションの創造にも繋がっています。」

─ 店舗に訪れるお客さまの評価はいかがですか。
「店内で演出している香りが外まで漂っているようで、香りに引き寄せられて来店するお客さまが非常に多くいらっしゃいます。muracoではもともとアロマオイルやディフューザーの取り扱いはしていなかったのですが、香りについてのお問い合わせをあまりにも沢山いただくので、商品の取り扱いも始めました。」

「アウトドア用品は、多い人でも年間20回程しか使わないアイテムです。一方、アロマのような日常使いするアイテムはいずれ使い切るタイミングが来るので、再び店舗に訪れるきっかけになります。そのときに店舗の雰囲気を感じてもらうことで、キャンプに行きたいという欲求を思い出してもらうことができます。また、初めはキャンプに興味がなかった方であっても、日ごろからmuracoで購入したアイテムを使っていただくことが、いざキャンプに行きたいと思い立ったときに再来店するきっかけになるとも考えています。そのためのツールとして、アロマグッズは重要な商品だと捉えています。」

店舗空間を構成する要素のひとつとして、またお客さまに選ばれるブランドづくりの一部として、アロマを取り入れているmuraco。最後に、今後の展望をお聞きしました。

「muracoのオリジナルアロマはいつか作りたいと思っています。muracoの商品を取り扱っていただいている卸先は、直営店と比べてブランドの世界観を伝えることが難しくなります。ですが、muracoの商品や什器に加えてその場に香りがあると、ブランドのストーリーをより強く伝えることができると考えています。また、従業員のモチベーションや就業環境の向上にも繋がると思うので、自社工場にも香りを広げたいです。そして同じアウトドア業界の方が訪れたときに『これは敵わない。太刀打ちできない。』と思わせたい。香りは会社自体のブランド化にも貢献できる要素だと感じています。」

細部までこだわり抜かれた空間設計と、ブランド構築。ハードからソフトまで、muracoだからこその「ものづくり」の精神を感じました。ブランドを支える幾多のパーツのひとつとして、今後も香りが役立つことができれば嬉しく思います。
(2022/9取材)

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